電子ブックギガマネー 巨大資金の闇 富の支配者たちを狙え無料ダウンロード

ギガマネー 巨大資金の闇 富の支配者たちを狙え

によって 太田 康夫


4.3 5つ星のうち(2人の読者)

電子ブックギガマネー 巨大資金の闇 富の支配者たちを狙え無料ダウンロード - 内容紹介 スイスの大手銀行、クレディスイスによると、ピラミッドの頂点に位置する「資産が100万ドル以上の成人の富裕層」は世界に3400万人おり、富裕層が世界の全資産の45・2%を占めている。 豊かな人が、より豊かになる格差拡大傾向は強まっている。かつてお金持ちといえば100万ドル以上を保有するミリオネア(百万長者)だったがいまや、欧米で大金持ちは10億ドル以上を保有するビリオネアに変わりつつある。 ミリオンからビリオンへ、ゼロが3桁増え富の次元が変わりつつあるのだ。かつては富の大きさは「メガ」で形容された。日本のメガバンクはその代表例だが、いまや「ギガ」の時代に突入しようとしている。メガからギガは単に呼称が変わるだけではなく、ピラミッドの頂点にいる富裕層による富の支配の強化をも象徴している。そんなマネーを本書では「ギガマネー」と定義し、動向を探った。 ギガマネーには犯罪のにおいがつきまとっている。スイスの諸銀行は顧客秘密の秘匿を断念させられ、パナマ文書で暴露されたようにタックスヘイブン活用を始め資産隠しはどんどん高度化し、テロマネー撲滅を目的とした米国をはじめとする先進国政府との攻防戦がますます激化している。 本書は、知られざるギガマネーの実態と、その獲得を巡る競争、透明化を促進する政府当局との攻防戦を描くもの。富裕層マネーの解説書は過去あったが、ここまで多角的に解説したものはない。【本書の目次】第I章 謎に彩られた歴史 第II章 不正と規制のせめぎ合い 第III章 勃興するニュー・マネーを狙え第IV章 大競争--塗り変わるプライベート・バンキングの勢力図 第V章 監督強化は不可避--日本の攻防 終章 富裕層マネーはどこへ向かう 内容(「BOOK」データベースより) 世界の全資産の45%を支配している富裕層。その資金の知られざる実態を明らかにし、それを取り込もうとするメガバンクなど有力金融機関の戦略、不法な資金隠しを追う規制の動きも解説する。 著者について 太田 康夫日本経済新聞社編集委員1982年東京大学卒業。同年日本経済新聞社入社。外報部、前橋支局、金融部を経て、90年チューリヒ(スイス)支局駐在、94年東京本社経済部、96年同次長、2003年編集委員を兼務。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 太田/康夫 日本経済新聞社編集局編集委員。1959年京都生まれ。82年東京大学卒業、同年日本経済新聞社入社。金融部、チューリヒ(スイス)支局、経済部などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

ギガマネー 巨大資金の闇 富の支配者たちを狙えの詳細

本のタイトル : ギガマネー 巨大資金の闇 富の支配者たちを狙え
作者 : 太田 康夫
ISBN-10 : 453235739X
発売日 : 2017/8/24
カテゴリ : 本
ファイルサイズ : 19.81 (現在のサーバー速度は27.19 Mbpsです
以下は、ギガマネー 巨大資金の闇 富の支配者たちを狙えに関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
刺激的表題から、週刊誌風の暴露物的な内容が想像され、期待しないで読みだしたが、著者は巻末参考文献に示されている通り、多数の欧米の関連著作や公表資料を丹念に調査したうえ、まさに読者が知りたいと思っていることに応えている。ギガマネーは現代の世界を知るうえで、押さえておくべき問題であり、その意味で多くの人に読んでほしい。超富裕層を顧客に獲得するために世界の金融機関がしのぎを削っている結果、「富むものは益々富み続ける仕組み」が加速」されている。本書を読んで、知的楽しみと共に、苛立ち、怒り、羨望、無力感を感じるのは評者だけではなかろう。本書を通じて、以下の不快な3点を改めて認識させられ、やりきれない思いにさせられた。1.脱税、マネーロンダリングの温床であるタックスヘーブンが歴然として機能しており、英国統治領に数多く存在している。2.日本の金融機関は、資産運用面の実力で欧米は勿論シンガポールにも周回遅れの状況にある。3.日本の預金者管理が甘く、欧米では導入されている公的重要ポストの顧客資金動向の監督官庁への届け出義務がなかったり、暴力団員が新規口座を開設することは法で禁じているが暴力団員の既存口座にはメスが入っていないなど、制度面でも恥ずかしい状況にある。図表や写真等で読みやすくする工夫があれば、星5つにしたのだが。

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