事実認定の考え方と実務本ダウンロードepub
事実認定の考え方と実務
によって 田中 豊
4.8 5つ星のうち(2人の読者)
事実認定の考え方と実務本ダウンロードepub - 内容(「BOOK」データベースより) 裁判官はいかなる心証形成をなし、認定・判断に至るのかを解明!事実に関する争点を要件事実論により分析しつつ、訴訟構造の中に位置づけて解説し、立証活動のあり方を明示!民事裁判にかかわる弁護士、司法書士、裁判官はもとより、法科大学院生の判決文読み解きのテキストとして最適。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 田中/豊 1973年東京大学法学部卒業、1977年ハーバード大学ロー・スクール修士課程修了(LL.M.)、1975年裁判官任官、東京地方裁判所判事、司法研修所教官(民事裁判担当)、最高裁判所調査官(民事事件担当)等を経て1996年弁護士登録。現在、慶應義塾大学法科大学院教授・弁護士(東京弁護士会)、司法試験考査委員(民事訴訟法1988年~1989年/民法1990年)、新司法試験考査委員(2006年11月~2007年10月)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
事実認定の考え方と実務の詳細
本のタイトル : 事実認定の考え方と実務
作者 : 田中 豊
ISBN-10 : 4896284437
発売日 : 2008/3/1
カテゴリ : 本
ファイル名 : 事実認定の考え方と実務.pdf
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以下は 事実認定の考え方と実務 の最も正直なレビューです。 この本を読んだり購入したりする場合は、これを検討してください。
本人訴訟の原告です。参考になるかと読んでみました。タイトルからは、事実認定権を持つ「裁判官」を読者として想定した「裁判官が正確な事実認定をするために注意すべき事」についての論考かとも予想しましたがそうではなく、実は「裁判官を正しい事実認定に導くために心すべき事」という観点も常に念頭において話を進めたいと考えています、と「はしがき」に書かれています。つまり、本人訴訟を初めて経験する人が裁判官に「正しい事実認定」をしてもらうための指南が書かれている、ということなのです。有り難いです。素晴らしい視点です。なぜそのような視点を著者が持ったかというと、これも「はしがき」に書かれていますが「正しい事実認定も誤った事実認定も基本的には当事者による主張・立証活動の質と量とを反映させたものである」「すなわち、判決中での誤った事実認定は、当事者の主張・立証活動の失敗作という側面もある」と、著者が長い経験から考えるようになったからなのだそうです。これは説得力があります。そして、まず民事裁判における事実認定の大枠(総論)を解説した後にかなりの数の事例(最高裁判例と下級審裁判例)をとりあげて実際の事実認定における実践的な解説(各論)が展開されます。事例が豊富なので事実認定の「普遍的な考え方」が自習できるのです。素晴らしいです。本人訴訟の方は必読です。この本と併せて同じ著者の「法律文書作成の基本 Legal Reasoning and Legal Writing 」を読めば、法律に素人の人間にも「裁判官の心証を勝ち取る主張活動すなわち完璧な準備書面の作成」が可能になる事を請け負います。田中豊氏の著書には本当に感謝しています。勝訴まであと少し。頑張ります。
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