説得の心理技術―欲しい結果が手に入る「影響力」の作り方

説得の心理技術―欲しい結果が手に入る「影響力」の作り方の詳細

・サノーさん一言コメント「人々に共通する習性を明確に解き明かし、望む結果を得る。マーケティングにとどまらない、説得のためのノウハウ」【サノーさんおすすめ度★★★★★】・ウノーさん一言コメント「読みながら自分の体験と重ねると、この本の凄さが理解できます。操作に陥らない、操作されないために学ぶべきメソッドです。」【ウノーさんおすすめ度★★★★★】・サノーさん、ウノーさん読書会サノーさん(以下サ):読みやすく、分かりやすく、役立つ。ビジネス書のお手本のような一冊だ。ウノーさん(以下ウ):ざっと読んで、印象的なところを目次で確認しておさらいすると、「自分がいま、どの点に困っているのか」を客観的に確認することができます。サ:全体としては『影響力の武器』で語られた研究結果、行動心理学のメソッドを踏襲しながら、「より具体的に」「なにを」「どのように」行うべきかが、明確に記されている。ウ:サブリミナルや洗脳に近いメソッドもありますが、前提として「操作」との相違点、「操作がもたらす弊害」を明示してからの説明ですから、「説得」をしたい、する必要がある人にとって、貴重な学びとなります。サ:「説得」される側にとっても、必要な知識でありメソッドだから、結局は「誰にでも必要な学び」ということになる。ウ:自分の経験を思い出しながら読むと、面白いですね。サ:強烈だよな。学校の先生や先輩たちか使用していた「洗脳方法」を、はっきりと確認することができるんだから。ウ:もちろん、仕事における経験、仕事における人間関係からの「記憶との照合」は、効果てきめんです。サ:特に「失敗事例」からの検討だよな。不合理だと思っていた「体験」の「根拠」を見つけることが出来る。ウ:ここに書かれているメソッドは、教えてもらうことなく、誰でも無意識に「使用」しているものが多くあります。サ:結局、成功したパターン認識から実践しているか、こういった「学び」から実践するかの違いなんだが「多様性」に対応できるのは、「学び」のほうが優れていると思う。ウ:もちろん、経験によって微妙なニュアンスや微調整がきくようになるので、一概にどちらが上とは言えませんが、少なくとも、自分で気づけること、自分で発見できることなんて、ごく僅かなことにしか過ぎないので、こういう「ノウハウ本の王道」で、つねにバージョンアップする必要があるのです。サ:まあ、書かれている内容が楽しいから、娯楽にもなるし、いいことづくめだ。ウ:夜が長い季節ですから、気合入れて積読の山を登っていきましょう～!【了】