聊斎志異(上) (ワイド版岩波文庫) mobiダウンロード
聊斎志異(上) (ワイド版岩波文庫)
によって 蒲松齢
4.5 5つ星のうち(22人の読者)
聊斎志異(上) (ワイド版岩波文庫) mobiダウンロード - 内容紹介 全篇ことごとく神仙、狐、鬼、化け物、不思議な人間に関する話。中国・清初の作家蒲松齢(1640-1715)が民間伝承から取材、豊かな空想力と古典籍の教養を駆使した巧みな構成で、怪異の世界と人間の世界を交錯させながら写実的な小説にまさる「人間性」を見事に表現した中国怪異小説の傑作。(全2冊) 内容(「BOOK」データベースより) 全篇ことごとく神仙、狐、鬼、化け物、不思議な人間に関する話。中国・清初の作家蒲松齢(一六四〇‐一七一五)が民間伝承から取材、豊かな空想力と古典籍の教養を駆使した巧みな構成で、怪異の世界と人間の世界を交錯させながら写実的な小説にまさる「人間性」を見事に表現した中国怪異小説の傑作。九二篇を精選。
聊斎志異(上) (ワイド版岩波文庫)の詳細
本のタイトル : 聊斎志異(上) (ワイド版岩波文庫)
作者 : 蒲松齢
ISBN-10 : 4000073214
発売日 : 2010/4/17
カテゴリ : 本
ファイル名 : 聊斎志異-上-ワイド版岩波文庫.pdf
ファイルサイズ : 26.02 (現在のサーバー速度は28.21 Mbpsです
以下は 聊斎志異(上) (ワイド版岩波文庫) の最も正直なレビューです。 この本を読んだり購入したりする場合は、これを検討してください。
志異・志怪の本は多々有れど、基本は「捜神記」「酉陽雑俎」「聊斎志異」が挙げられる。聊斎志異の書かれた時代は清朝初めの混乱期を過ぎたころ。作者の蒲松齢は科挙をしくじり郷試には受かっていない。貧乏な教師暮らしをしつつ書かれたのが聊斎志異である。同じ清朝時代でも末期に書かれているのが「中国怪異譚閲微草堂筆記」とか「子不語」であるが、この二つは著者が科挙を殿試まで合格したいわばエリートが書いたものでありどことなく品は有るが情の部分に欠けるきらいがある。(子不語はラストでエロがあるが)特に中国怪異譚閲微草堂筆記はその臭いが強い。聊斎志異の優れた点は恵まれなかった人々への視線が優しげである事だと思う。四書五経を引き写して例えに用いることも少ない。また経験からか科挙の試験場での怪異譚が多いのも特徴だろう。「捜神記」「酉陽雑俎」とともに日本に伝わった後に本国で入手困難となり日本から逆輸入で清に出戻った経緯が似ている。非常に日本国内でも広まった志怪の書であり、古典落語等にも随分と取り入れられている。基本の書でありこれを抜いて志怪を語るわけにはいかない作品である。
0コメント