下流老人と幸福老人 資産がなくても幸福な人 資産があっても不幸な人 (光文社新書)本ダウンロード
下流老人と幸福老人 資産がなくても幸福な人 資産があっても不幸な人 (光文社新書)
によって 三浦 展
4.9 5つ星のうち(13人の読者)
下流老人と幸福老人 資産がなくても幸福な人 資産があっても不幸な人 (光文社新書)本ダウンロード - 出版社からのコメント ◎「お金がなくても幸せ」の条件 ◎『下流社会』刊行から11年。現在の日本の下流社会的状況の中から65歳以上の高齢者(シニア)の下流化の状況を分析するとともに、お金はないが幸福な老人になる条件は何かを考える。 ◎『投資家が「お金」よりも大切にしていること』の藤野英人氏へのインタビューを収録。 【内容紹介】 『下流社会』刊行から11年。そこでの予言はほぼ現実のものとなった。学生、非正規雇用、シングルマザー、そして高齢者などを中心に日本人の経済生活の下流化が進みつつある。本書は、こうした下流社会的状況の中から65歳以上の高齢者(シニア)の下流化の状況を分析するとともに、お金はないが幸福な老人になる条件は何かを考える。 結論から言えば、たしかに金融資産が多いほうが幸福度は高い。だが、資産が多くても幸せではない人はいるし、資産が少なくても幸せだという人も半数ほどいる。世の中、お金がすべてではない。お金がそんなになくても幸せな「幸福老人」を増やすことが、これからの超高齢社会の設計のために重要である。 【目次】 はじめに 下流社会の中に「幸福老人」を探す 第1章 上流老人と下流老人 第2章 上流老人はさびしく、下流老人は買いたいものが買えない 第3章 何が人生の失敗か。どういう人が幸福か 第4章 資産がなくても幸福な人 資産があっても不幸な人 第5章 多世代共生、多機能、参加型社会が幸福老人を増やす 阿佐谷おたがいさま食堂/okatteにしおぎ/タガヤセ大蔵/ゴジカラ村 ぼちぼち長屋/シェア金沢 巻末インタビュー 藤野英人 あとがきにかえて 【著者プロフィール】 三浦展(みうらあつし) 1982年、一橋大学社会学部卒業。(株)パルコ入社。86年、マーケティング情報誌「アクロス」編集長。90年、三菱総合研究所入社。99年、カルチャースタディーズ研究所設立。 消費社会、家族、若者、階層、都市などの研究を踏まえ、新しい時代を予測し、社会デザインを提案している。著書に『下流社会』『東京は郊外から消えていく! 』『日本人はこれから何を買うのか?』(以上、光文社)、『これからの日本のために「シェア」の話をしよう』『新東京風景論』(以上、NHK出版)、『ファスト風土化する日本』(洋泉社)、『第四の消費』(朝日新聞出版)、『「家族と郊外」の社会学』(PHP研究所)、『あなたの住まいの見つけ方』(筑摩書房)、『「家族」と「幸福」の戦後史』(講談社)、『吉祥寺スタイル』(文藝春秋)、『郊外・原発・家族』(勁草書房)他多数。 内容(「BOOK」データベースより) 『下流社会』刊行から11年。現在の日本の下流社会的状況の中から65歳以上の高齢者(シニア)の下流化の状況を分析するとともに、お金はないが幸福な老人になる条件は何かを考える。『投資家が「お金」よりも大切にしていること』の藤野英人氏へのインタビューを収録。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 三浦/展 1982年、一橋大学社会学部卒業。(株)パルコ入社。86年、マーケティング情報誌「アクロス」編集長。90年、三菱総合研究所入社。99年、カルチャースタディーズ研究所設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 続きを見る
下流老人と幸福老人 資産がなくても幸福な人 資産があっても不幸な人 (光文社新書)の詳細
本のタイトル : 下流老人と幸福老人 資産がなくても幸福な人 資産があっても不幸な人 (光文社新書)
作者 : 三浦 展
ISBN-10 : 4334039138
発売日 : 2016/3/17
カテゴリ : 本
ファイルサイズ : 18.19 (現在のサーバー速度は26.24 Mbpsです
以下は 下流老人と幸福老人 資産がなくても幸福な人 資産があっても不幸な人 (光文社新書) の最も正直なレビューです。 この本を読んだり購入したりする場合は、これを検討してください。
この著者の他の本と同じく、前半分は調査されたデータを基に収入別、性別、幸福度別等、いろんな角度から見えてくる老後の実態で構成されている。印象に残ったのは、一人暮らしのシニアの調査で、女性が子供や友達に囲まれていると幸せと感じる人の割合が多かった一方、男性はガールフレンドがいると幸せと感じる人が多かった点だ。このような男女別で様々な切り口から老後を見ている本は珍しいし、読んでいて楽しい。巻末インタビューでレオス・キャピタルワークスの藤野さんがおっしゃっていたように、この本は「若い人に読んでもらいたい」と思う。あともう一つ印象的だった点が「男性は福祉では救えない」という部分。男性は女性と違ってなかなか地域に出てこない。男性は友人が多ければいいってもんじゃない。みんなの役に立っていると思える仕事をしてもらうことで、地域とつながってもらうほうがいい、と。ここは、ぐっときました。父親や親せき、おじいさんや周りの高齢の男性に対する気遣いが、多分違ってくるのではないかと思う。この本のさらに良いところは、後半50ページくらいにわたって、多世代共生についての具体的な例を複数あげているところ。全てのケースに当てはまることはないと思うが、なにかしらのヒントになる例が多い。最初から実のところ、あまり期待して読まなかったこともあるがこの本はおすすめしたい。若い人だけでなく、ある程度高齢の方にも納得できるいい構成になっている。
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